新南鐐二朱銀(しんなんりょうにしゅぎん)とは、文政7年~天保元年(1824年~1830年)に鋳造された銀貨です。
目次
新南鐐二朱銀(しんなんりょうにしゅぎん)の相場の価値価格の評価はどのくらい?
6,062万4,280枚鋳造と、かなりの量が造られているため、1万2,000円~2万5,000円で取引されています。
逆打ちも存在するようですが数は少ないようですので、その場合は価値が大幅に上がると言えるでしょう。
新南鐐二朱銀(しんなんりょうにしゅぎん)の作られた時代は?
文政7年~天保元年(1824年~1830年)に鋳造されました。
新南鐐二朱銀(しんなんりょうにしゅぎん)の重さと大きさ
サイズは、縦約23mm、横約14.5mmです。重さは7.53g(2匁)です。
古銭まにあ
古南鐐二朱銀に比べてやや小さくなっています。
新南鐐二朱銀(しんなんりょうにしゅぎん)に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
古南鐐二朱銀と同じくほぼ銀で出来ており、銀978(97.96%),その他が22(金0.22%を含む)です。
文政7年に重さを軽くした文政南鐐二朱銀(またの名を新南鐐二朱銀)を発行しました。
当時の幕府は「週痛の便宜を図るために小さくした」とお触れを出していましたが、実際は財政再建のために出目を得ることが目的でした。
それは当時鎖国をしており、全国の金山・銀山を支配下に置いたからこそ出来たと言われており、このことが開国後の金流出に至る原因となってしまいました。
新南鐐二朱銀(しんなんりょうにしゅぎん)の特徴・ポイントは?
古南鐐二朱銀と同じく、表面に額面ではなく「以南鐐八片換小判一兩(8枚で小判1両に換える)」と刻まれているのが特徴です。
新南鐐二朱銀のほうが小さいので、大きさで見分けることが出来ます。書体が何種類かあります。
まとめ
鋳造量が多いため、鑑定書がないと価格にばらつきがあるようです。
オークションでもよく売られていますが、きれいなものは高値で売れますので、お持ちの方はぜひ鑑定士に査定を依頼しましょう。
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