明治一朱銀(めいじいっしゅぎん)は、明治元年~明治2年(1868年~1869年)のたった1年だけ鋳造された一朱銀、つまり銀貨です。
目次
明治一朱銀の相場の価値価格の評価はどのくらい?
1年という短い間ですが、鋳造数が1,874万2,000枚あり、現在では3,500円~1万円で取引されています。
「逆打ち」などの別種はないようです。
しかし、明治一分銀同様異なる字体の組み合わせがいくつも存在しており、その中でも希少な種類「川常日人・縦短Vs型」や「ス山ヒ銀・縦短 Ws型」であればさらに高値での取引が期待できるでしょう。
明治一朱銀の作られた時代は?
明治元年~明治2年(1868年~1869年)に鋳造されました。
明治一朱銀の重さと大きさ
サイズは縦約15㎜、横約10㎜、重さは1.88gです。
明治一朱銀に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
主に銀で出来ており、銀が880(87.91%)、その他が120(金0.11%を含む)です。銀品位が低く、当時流入していた外国の銀貨に近いと言われています。
古銭まにあ
また、貨幣司というところが発行したことから「貨幣司一朱銀」とも呼ばれています。
明治一朱銀の特徴・ポイントは?
表面に額面の「一朱銀」、裏面に「定」「銀座常是」の文字が刻まれていることが特徴です。
裏面の「常」の1~3画目が「川」の字に似ていることから、「川常一朱銀」と呼ばれることもあります。
古銭まにあ
これらの字体は全部で36種類確認されています。
まとめ
普通品や字体が異なるものでもいくつかの種類はそこまで高値になりませんが、字体の違うものの中でも希少な種類であれば価値はかなり高くなります。
ただ、種類が様々あり専門家でないと判別するのは難しいので、古銭専門の鑑定士に査定を依頼することをおすすめいたします。
また、珍しいものも価値は下落傾向であるため、少しでも高い金額をつけるなら早いほうがいいでしょう。
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