天保丁銀・天保豆板銀(てんぽうちょうぎん・てんぽうまめいたぎん)です。
古銭まにあ
「保」の字があることから「保字丁銀(ほじちょうぎん)」、「保字銀(ほじぎん)」とも呼ばれます。
目次
天保丁銀・天保豆板銀の相場の価値価格の評価はどのくらい?
天保丁銀・天保豆板銀の相場の価値価格の評価です。
天保丁銀
丁銀はおよそ3~5万円で取引されています。
しかし、12面に極印が施されている祝儀用の丁銀ですと、50万円以上の価値になります。
天保豆板銀
豆板銀も通常は4千円前後の価値となりますが、片面大黒で1万円、両面大黒3万円、寶字大黒7万円、群保、大字保、
古銭まにあ
大字寶の場合は30万以上の価格になることもあります。
天保丁銀・天保豆板銀の作られた時代は?
天保8年~安政5年(1837~1858年)
天保丁銀・天保豆板銀の重さと大きさ
天保丁銀・天保豆板銀の重さと大きさです。
天保丁銀
丁銀の形状は、やや不揃いな棒状でナマコのような形をしています。
秤量貨幣のため、重さは一定ではありません。
古銭まにあ
平均は約160グラムだと言われています。
天保豆板銀
豆板銀も同様にバラバラです。5~7グラムの間のものが多いようです。
天保丁銀・天保豆板銀に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
銀26%、その他(銅)74%
天保丁銀・天保豆板銀の特徴・ポイントは?
天保丁銀・天保豆板銀の特徴・ポイントです。
天保丁銀
丁銀・豆板銀共に、天保時代に発行されたことを指す「保」の極印が施されているのが特徴です。
丁銀には両端に「保」の極印、また他の丁銀同様「常是」「寶」の極印があります。
天保豆板銀
豆板銀は、「保」「寶」を中心に抱える大黒像の周囲に、小さい「保」が巡っています。
他に、両面に大黒がいる「両面大黒」、小さい「保」のみが集合した「群保」、それぞれ大きい「保」「寶」だけが施された「大字保」「大字寶」、「寶」を中心に抱える大黒像の「寶字大黒」などがあります。
同時期に「天保一分銀」と呼ばれる計数貨幣が発行され主流になってきたこともあり、数量はそこまで多くありません。
まとめ
「保」の字があることから他の貨幣との見分けはしやすそうですが、この時期の貨幣は偽物が多くあるようですので注意が必要です。
コメント