但馬南鐐銀(たじまなんりょうぎん)。
古銭まにあ
兵庫県朝来市(但馬国)で使用されていた地方貨幣です。
目次
但馬南鐐銀の相場の価値価格の評価はどのくらい?
4種類に評価が分類されており、大字が60万円~100万円、中字が23万円~55万円、小字が25万円~55万円、その他の異書が45万円~75万円程度で取引されています。
しかし、鑑定書がない場合は数百円や3千円程度と、非常に安価で取引されることもあります。
古銭まにあ
最も流通量が多いのは中字ですが、偽物が多く出回っているので要注意。
但馬南鐐銀の作られた時代は?
1700年代(江戸時代初期~中期)に作られたと考えられています。
但馬南鐐銀の重さと大きさ
重量は2.2~2.4グラム程度で若干のばらつきがあります。
大きさは縦16.5ミリ、横10.4ミリです。
但馬南鐐銀に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
銀99.5%~100%の高品位と考えられています。
但馬南鐐銀の特徴・ポイントは?
幕府の直轄地である但馬生野銀山内で使われていた地方貨幣です。
デザインは、表面に「南鐐」、裏面に「但馬」といずれも大きい文字で極印が打たれています。「但馬」の大きさに若干の違いがあり、「大字」「中字」「小字」と分類されています。
その他として、枠がついている「枠付」や「細字枠付」などの異書があります。
古銭まにあ
書体は数種類あることがわかっていますが、それぞれの鋳造量は不明です。
まとめ
「南鐐」には「高品位の銀」という意味があるようです。
その名の通り、とても高品位の銀を使用した銀貨ですね。
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