正徳丁銀・正徳豆板銀の相場の価値価格は？時代は？重さ大きさや含有率と特徴も紹介！

正徳丁銀・正徳豆板銀（しょうとくちょうぎん・しょうとくまめいたぎん）

以前の丁銀、豆板銀よりも大きく銀の品位を戻した事でも知られる正徳丁銀・豆板銀。

正徳丁銀・正徳豆板銀の相場の価値価格の評価はどのくらい？

正徳丁銀・正徳豆板銀の相場の価値価格の評価です。

丁銀は通常70万円前後で取引されています。
12面に極印が施されている祝儀用の丁銀は非常に稀少で、100万円以上の価値になることもあります。

豆板銀は4千円前後ですが、大黒の極印があれば価格が上がります。
「片面大黒」は1万円、「両面大黒」は5万円前後で取引されています。

正徳4年～天文元年（1714～1736年）に作られた貨幣のうち、初期に作られたものです。
後期に作られたものは「享保丁銀・享保豆板銀」です。

正徳丁銀・正徳豆板銀の重さと大きさです。

丁銀の形状は、やや不揃いな棒状でナマコのような形をしています。
秤量貨幣のため重さは一定ではありませんが、他の丁銀と比べ少し軽量で、平均137グラムと言われています。

豆板銀も同様に形状はバラバラですが、重さが5～7グラムの間のものが多いようです。

銀80％その他20％です。

経済立て直しのため、直前に発行されていた「宝永四ツ宝丁銀・豆板銀」が銀20％だったのに対し、大幅に増えています。

正徳丁銀・正徳豆板銀の特徴・ポイントです。

江戸時代初期に発行されていた「慶長丁銀」と同じように、「常是」の極印が押される形に戻りました。「寶」のウ冠が鍋蓋のような形をしているのも特徴です。

慶長丁銀とは、大黒の極印の向き（正徳は正面向き、慶長は左向き）で見分けられます。

次に作られた「享保丁銀」とデザインが似ていますが、両端の大黒の極印2個を除いて、8面以上の極印があれば「正徳丁銀」それ未満は「享保丁銀」と見分けます。

豆板銀は、「慶長豆板銀」と同様、常是や大黒の極印があります。

デザインは似ていますが、正徳丁銀かこの次に発行された享保丁銀かで大きく評価価格が変わってしまうので、注意が必要です。