盛岡八匁銀判(もりおかはちもんめぎんばん)。
古銭まにあ
戊辰戦争の軍資金調達のため、幕末期に盛岡でつくられた地方貨幣です。
目次
盛岡八匁銀判の相場の価値価格の評価はどのくらい?
25万~50万円で取引されています。
盛岡八匁銀判の作られた時代は?
幕末期の慶應4年(1868年)
盛岡八匁銀判の重さと大きさ
重量は30グラムです。
大きさは縦が約85ミリ、横が約54ミリです。
盛岡八匁銀判に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
銀が99.5%と非常に高い品位です。
古銭まにあ
花降銀という良質な銀が使用されています。
盛岡八匁銀判の特徴・ポイントは?
角張った楕円の板の形が特徴です。現存枚数が少ないことから、一般に流通していたかどうかは定かではありません。
表面の中央に縦向きに「八匁」と記され、そのすぐ右上に丸で囲まれた「改」という極印が押されています。表裏それぞれの面の外周に、丸で囲まれた「融」の文字が6個ずつ、ほぼ等間隔で並んでいます。裏面右下には丸で囲まれた「山」の極印があります。
盛岡で作られた銀判には実はもう1種類あり、「盛岡七匁銀判」といいます。こちらは試鋳のみしかされておらず元々数枚しか鋳造されていなかったようで、今現存するものはたった1枚のみとなっています。
デザインは類似していますが、表面に七匁とありますし、八匁と比べて丸くより楕円型なので、見分けは容易でしょう。
まとめ
銀の純度が非常に高くさびやすくなっているため、保存方法に注意する必要があります。
見つかった、譲り受けたなど、急に入手された方は、劣化する前に売却を検討する方がいいかもしれません。
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