明治一分銀(めいじいちぶぎん)は、明治元年~明治2年(1868年~1869年)の、わずか1年の間のみ鋳造された一分銀、つまり銀貨です。
目次
明治一分銀の相場の価値価格の評価はどのくらい?
わずか1年間で426万7,332枚が鋳造されており、字体にかなり種類があります。
そのため、値段が大きく異なり、普通品は5万円~12万円、「跳分」なら6万5,000円~12万円、「跳分 跳銀」なら10万円~20万円、「明治手」なら2万円~4万円、「非交叉川常」なら3万円~6万5千円、「非交叉川常 跳分」なら5万5,000円~15万円、「非交叉川常 跳分 跳銀」なら8万円~20万円で取引されています。
明治一分銀の作られた時代は?
明治元年~明治2年(1868年~1869年)の、わずか1年の間のみ鋳造されました。
明治一分銀の重さと大きさ
重さは8.66gです。
明治一分銀に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
ほとんど銀で出来ており、銀が807(80.66%)、その他が193(金0.09%を含む)です。
一部亜鉛を含むものがあることから「亜鉛差一分銀」と呼ばれることもあります。
ですが、近年、銀品位が900以上の明治一分銀が多数あることが確認され、現在研究が進められています。
明治一分銀の特徴・ポイントは?
表面に「一分銀」、裏面に「定」「銀座常是」の文字が刻まれていることが特徴です。
裏面の「常」の字の1~3画目が「川」の字と似ていることから「川常一分銀」と呼ばれることもあります。
古銭まにあ
また、貨幣司というところが一分銀と一朱銀を発行したことから、「貨幣司一分銀」とも呼ばれます。
まとめ
明治一分銀はコレクターの中でも一番人気が高いといえる古銭ですが、種類が複数あり、また、似た銀貨もあり、その判別をつけるのは難しいです。
そのため、専門の鑑定士に査定を依頼することをおすすめします。
コメント