万延元年から明治初期までつくられた判金で年代印は安政と明治によって異なります。
目次
万延二分判金の相場の価値価格の評価はどのくらい?
相場の価値価格は2万円〜3万円程。
万延二分判金の作られた時代は?
作られた時代は万延元年から明治初期です。
万延二分判金の重さと大きさ
重さ(量目)は3,00gです。
万延二分判金に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
使われている素材は金と銀。品位は金229/銀771です。
万延二分判金の特徴・ポイントは?
万延二分判金は、明治初期に鋳造された明治二分判金と発行時期が重なっており、見分ける方法は、表の「分」という字の形です。
「分」が跳ねているものは、万延二分金です。
まとめ
表面の上部には植物の桐を図案化した「桐紋」が扇に囲われる形で記されています。とても繊細なデザインで綺麗な判金です。
この繊細なデザインを当時の職人はどのように作成したのか気になります。改めて日本人は手先が器用で繊細な作業に優れていると思い、日本人として誇らしくなります。
小判にデザインを施す専門の職人さんがいたのか、いたとしたら職人さんたちはどのように呼ばれていたのか、どのような修行を積んでいるのかなど様々な疑問が湧いてきます。
そのようなことを調べて勉強するのもとても楽しいです。 もしかしたら専門職としてじゃなくて刀鍛冶が副業として行っていたのかなどと考えたりもします。
1度に大量に生産できるものなのか、型に素材を流して作成するものなのか、一つ一つ職人さんの手作りであれば微妙にデザインが違ったりもすると思います。
デザインが違うものを見比べる楽しみもありますね。
コメント