古甲金石目打(こうこきんいしめうち)
古甲金石目打は、甲州で使用されていた領国貨幣です。
甲州では戦国時代から、甲州金という貨幣を使って、独自の貨幣体系を成立させていました。古甲金石目打は、その甲州金のひとつです。
古銭まにあ
江戸時代に、幕府が貨幣を統一するよりも前に使用されていたため、古甲金と呼ばれます。
目次
古甲金石目打の相場の価値価格の評価はどのくらい?
現代では60万円から180万円で取引されています。
古甲金石目打の作られた時代は?
江戸時代、徳川幕府によって全国の貨幣が統一されるまでに作られました。
古銭まにあ
具体的な製造年は不明です。
古甲金石目打の重さと大きさ
サイズは個体によって異なり、直径はおよそ12.0mm~16.0mm程度です。重さは2g前後あります。
古甲金石目打に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
主に使用されている素材は金です。具体的な品位は不明ですが、8割以上は金で出来ているとされています。
古甲金石目打の特徴・ポイントは?
一分と二分、一朱と二朱の4通りがあり、表面には「壱」「二」「分」「朱」のいずれか2つの文字が打たれています。
そして、金座役人の名前を示す「松木」と、五三桐紋が打たれている点は共通です。また、「松木」ではなく、他の金座役人「山下」「志村」「野中」の名を打ったものもあります。
裏面は、「重」の文字が打たれているものの他、何も打たれていないものがあります。
まとめ
古甲金石目打には、複数の種類があります。
そして、種類によって価値が変わります。また、個体ごとの状態でも、価値に差が出ます。そのため、一般人が正確な価値を把握するのは難しいでしょう。
したがって、専門家に依頼して、鑑定をしてもらった方が良いです。
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