宝永二ツ宝丁銀・豆板銀(ほうえいふたつほちょうぎん・まめいたぎん)
江戸時代に製造された丁銀のうち、3番目に作られた丁銀です。
目次
宝永二ツ宝丁銀・豆板銀の相場の価値価格の評価はどのくらい?
宝永二ツ宝丁銀・宝永二ツ宝豆板銀の相場の価値価格の評価です。
宝永二ツ宝丁銀
発行期間の短さから非常に希少価値が高く、買い取り金額も高額です。丁銀はおよそ60万円前後ですが、状態がよいものでは400万円以上になることもあります。
図柄に十二面大黒があるものは特に価値が高く、200万円以上が期待できます。
宝永二ツ宝豆板銀
豆板銀は見た目が似た複数の豆板銀があるため、非常に判別が難しい古銭です。
5万円前後の価値がつくことが多いようです。
宝永二ツ宝丁銀・豆板銀の作られた時代は?
宝永3年~宝永7年(1706年~1710年)に用いられていました。
宝永二ツ宝丁銀・豆板銀の重さと大きさ
宝永二ツ宝丁銀・宝永二ツ宝豆板銀の重さと大きさです。
宝永二ツ宝丁銀
ものによって様々です。
丁銀の形状は、やや不揃いな棒状でナマコのような形をしています。量貨幣のため、重さは一定ではありません。
古銭まにあ
丁銀は、およそひとつあたり120グラム~180グラムの間のものが多いです。
宝永二ツ宝豆板銀
豆板銀も形状はものによって様々。
豆板銀は5~7グラムの間のものが多いです。
宝永二ツ宝丁銀・豆板銀に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
丁銀・豆板銀共に銀50%その他50%で、銀の含有率はそこまで高くありません。
古銭まにあ
一つ前に流通していた元禄丁銀が原因で銀の価格が高騰してしまったため、元禄丁銀の64%よりも下がった品位になっています。
宝永二ツ宝丁銀・豆板銀の特徴・ポイントは?
宝永二ツ宝丁銀・豆板銀の特徴・ポイントです。
宝永二ツ宝丁銀
両端2か所に「宝」の文字の極印が見られます。
また、それまでに作られた丁銀に見られる「常是」の極印が使われていないことが特徴です。
これは当時打ち印を担当していた大黒常是が当時罷免されたため、極印を押す人がいなかったためと言われています。
宝永二ツ宝豆板銀
豆板銀の極印には「二ツ宝大黒」や「二ツ宝大黒・寶 めぐり宝」があります。
まとめ
珍しいものであれば600万円での価値がつくこともあるようです。
正しく鑑定してもらうことが大切ですね。
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