元文丁銀・豆板銀(げんぶんちょうぎん・まめいたぎん)
古銭まにあ
80年もの間、長く流通した丁銀・豆板銀でもありますよ。
目次
元文丁銀・元文豆板銀の相場の価値価格の評価はどのくらい?
元文丁銀・元文豆板銀の相場の価値価格の評価です。
元文丁銀
元文丁銀は1~10万円程度で取引されています。
しかし、12面に極印が施されている祝儀用の丁銀ですと、30万円以上の価値になることがあります。
元文豆板銀
元文豆板銀も通常数千円から1万円程度ですが、大黒や、両面に極印が押されているものの場合は10万から50万円ほどの価値になります。
豆板銀は3千円前後で、両面大黒は2万円、群文や大字文は10万円程度で取引されています。
元文丁銀・元文豆板銀の作られた時代は?
天文元年~文政元年(1736~1818年)
元文丁銀・元文豆板銀の重さと大きさ
元文丁銀・元文豆板銀の重さと大きさです。
元文丁銀
丁銀の形状は、やや不揃いな棒状でナマコのような形をしています。
秤量貨幣のため、重さは一定ではありません。平均は約160グラムだと言われています。
元文豆板銀
豆板銀も同様にバラバラです。
元文丁銀・元文豆板銀に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
銀46%、その他54%
財政状況が悪く、前に使用されていた享保丁銀・豆板銀よりも品位を下げました。
元文丁銀・元文豆板銀の特徴・ポイントは?
元文丁銀・元文豆板銀の特徴・ポイントです。
元文丁銀
丁銀には、「常是」「寶」「大黒」「文」などの極印があります。文の文字があることで、他の丁銀と見分けることができます。
元文豆板銀
豆板銀には「寶」と「文」を中心に抱える大黒像の周囲に、小さい「文」が配列されている「廻り文」と呼ばれる極印が押されています。
しかし、小さい「文」の字だけが押されている「群文」や大きい「文」がひとつだけ押されている「大字文」などのデザインもあります。
まとめ
流通期間が80年以上と他の貨幣に比べ長いことから、残念ながら希少性はほとんどない丁銀です。
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