改三分定銀(あらためさんぶさだぎん)。
メキシコ8リアル銀貨などに「改三分定」の極印を加刻した銀貨です。
目次
改三分定銀の相場の価値価格の評価はどのくらい?
現存枚数が少ないため、10万~80万円以上と幅広く取引されています。
文字の刻印が鮮明であれば、より高値となります。
古銭まにあ
刻印は「大字」「小字」の2種あり、小字の方が現存数が多くなっています。
改三分定銀の作られた時代は?
安政6年(1859年)~万延元年(1860年)のわずか半年足らずの間に流通した小銭です。
改三分定銀の重さと大きさ
大きさは38.5mm(径)で、重量は26.8~27gです。
改三分定銀に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
銀が87%使用されており、品位 銀862~886となります。
改三分定銀の特徴・ポイントは?
下田港開港に臨んで、当初日本が提案した安政二朱銀を使用したレートにアメリカが反発したため、安政二朱銀を発行中止し、メキシコの8リアル銀貨などに「改三分定」の極印を加刻し、通用することにしたこの銀貨。
国内に流通する洋銀を使用したようですが、現存するものはメキシコ8レアル銀貨に「改三分定」と刻印されたもののみになります。
まとめ
皆さんも家に洋銀があったら目をこらして「改三分定」の刻印がないか探してみては!?
半年しか流通しない銀貨が家にあったら驚いてしまいますね!
個人的には改三分定銀の直前に流通したという、22日しか通用しなかったという安政二朱銀も気になります・・・。
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