秋田九匁二分銀判(あきたきゅうもんめにぶぎんばん)。
古銭まにあ
江戸時代末期に秋田の久保田藩で流通した、地方貨幣の銀貨です。
目次
秋田九匁二分銀判の相場の価値価格の評価はどのくらい?
鋳造量は不明となっており、状態にもよりますが、10万~20万円で取引されています。
秋田九匁二分銀判の作られた時代は?
江戸時代の文久3年(1863年)に作られました。
秋田九匁二分銀判の重さと大きさ
重量は約34.51gで、角の取れた長方形のかたちをしています。大きさは定まっていないようですが、縦80ミリ、横56ミリ、厚さ1.2ミリとされています。
古銭まにあ
銀判の中ではやや大型だったようです。
秋田九匁二分銀判に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
銀97%その他3%。
古銭まにあ
かなり高純度の銀が使用されています。
秋田九匁二分銀判の特徴・ポイントは?
薄板銀の銀貨で、表面がでこぼこしています。
表面中央には「改」の字を丸で囲んだものと、「九匁二分」の極印が施されており、裏面には左下に「秋」の字が打たれています。
表裏いずれも、外周に篆書体と呼ばれる昔の漢字の「裕」を丸で囲んだものの極印が、表は6個、裏は4個施されています。
古銭まにあ
書体や極印は数種類あるとも言われています。
まとめ
秋田はおいしいお米がとれるところですから、お米の取引にこの貨幣を使用していたのかもしれませんね。
レプリカが多く出回っているようですから、素人には正しい判断がつかなさそうです。
もし秋田九匁二分銀判の可能性がある貨幣が手元にある場合は、信頼できる鑑定士に見てもらうのが良さそうですね。
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