甲州一分金(こうしゅういちぶきん)
甲州一分金は、享保の時代に、甲州で使用された領国貨幣です。
甲州では、戦国時代から、甲州金という貨幣が流通していました。
古銭まにあ
そして、一度は江戸幕府によって全国の貨幣が統一されましたが、その後甲州金が復活しています。その際に作られたのが甲州一分金です。
目次
甲州一分金の相場の価値価格の評価はどのくらい?
現代では、10万円~100万円の額で取引されています。
裏に打たれている極印の種類で価値が変わり、「安」の字が使用されているものの価値が高いです。中でも、「安」の字が下の方に打たれているものは、約100万円の価値が付く可能性が高いです。
甲州一分金の作られた時代は?
享保6年~9年(1721年~1724年)に製造されました。
甲州一分金の重さと大きさ
サイズは直径が15.0mm~16.5mm程度です。重さは3g~4gほどあります。
甲州一分金に使われている素材(材質)は?またその含有量(品位)は?
主に使用されている素材は金です。具体的な品位は明らかになっていません。
甲州一分金の特徴・ポイントは?
表面には、金座役人の名前である「松木」と、価値を表す「壱」「分」、そして五三桐紋が打たれています。
背面に打たれている極印は、「安」「定」「重」など、種類によって異なります。
また、裏面の極印がない種類もあります。
まとめ
甲州一分金には、数多くの種類があります。
そして、種類によって大幅な価値の差が出ます。その種類を見極めるためには、どのような印が打たれているのかを確認しなければなりません。
その印の判別は、一般人にはとてもできないでしょう。そのため、専門家に鑑定してもらった方が良いです。
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